退職金に頼れない私たちの老後資産形成の方法は

最近イデコやニーサなどの資産運用に関する書籍が書店で目立つようになってきました。

これも退職金に頼れない、はたらく世代の関心が資産運用にあるためと言えるでしょう。

以前は銀行に預けているだけで預金が増えていった時代もありましたが、残念ながら現在の銀行預金の金利は0.001%程です。これではいつまで経ってお金が増えることはありません。

そのため、これからの私たちの生活には資産運用が必要となります。

ここで注意したいことは、イデコもニーサも、制度の名前であって、中身は自分自身で選んだ投資信託等の金融商品での運用になります。国の制度だからといって、元本保証があるわけでも、安心感があるわけでもありません。

リスクと上手に付き合っていく方法

では、資産運用はギャンブルと思うべきでしょうか。答えは違います。

ここで重要なキーワードは、「長期・分散・積立投資」です。

タイミングを計って短期間で一気に投資に回してしまうと失敗するリスクは高まります。投資したタイミングが良かったのか悪かったのかは、終わってみないとわからないからです。

これまで資産運用をしたことがない、という人は、タイミングを計ることは極力避けてください。むしろすべてのタイミングで一定の金額をコツコツ買っていく「ドルコスト平均法」で、長期的にタイミングを分散しながら積み立てていくことをおすすめします。