高価格帯のおせちが注目を集める一方で、若い世代向けに気軽におせちを楽しんでもらおうと、ローソンストア100は100円おせちを12月25日から販売開始します。
伊達巻や黒豆、かまぼこといった定番の品を100円(税抜き)で提供するとのことで、敷居が高いおせちを手が出せる値段に設定することによって、年末年始を自宅で過ごす単身者も正月気分が味わえるというわけです。
お正月気分は薄れても、おせちで新しい年を祝いたい
新型コロナの感染拡大で、何も考えず遠出することができなくなった2020年。今まで当たり前、かつ、ほんの少し面倒なところもあった年末年始の帰省がなくなると、慌ただしさが薄れ、それぞれが静かに2021年を迎えることになりそうです。
しかし、それだけでは普段の連休と代わり映えせず、「新しい年になった」という気分になれないでしょう。帰省を断念し、巣ごもり正月をする人にとって、おせちは新年の喜びを忘れさせないアイテムであり、去年までのコロナ以前の世界を思い出させてくれるものなのかもしれません。
スーパーに行けばもうお正月用品が陳列されており、否が応でも2020年の終わりを意識させられます。帰省はできなくとも、黒豆や栗きんとんなど縁起物を食べて、新しい年が少しでも良い年であることを願いたいですね。
【参考資料】
「年末年始は帰省する?帰省しない? 帰省行動アンケート2021年」(spicomi/株式会社UOCC)
「イエナカ需要で好調の「おせち」。直前でも買えるおせちを紹介します」(京王百貨店)
「おせち2021年売上ベスト5発表」(松坂屋上野店/株式会社大丸松坂屋)
「100円おせち」(ローソン100/株式会社ローソン)
中山 まち子