将来に向けてできること、やっておきたいこと

単純に10年前の貯蓄と負債を比較してみただけですが、10年前に「このぐらいが平均」と思っていた平均額と、実際に10年たってみての平均額には、やはり差があることがわかります。「老後2000万円問題」が世間を賑わせたのは記憶に新しいところですが、その試算のもとになっているのは、あくまでも試算が行われた「現在」の数値。いざ、老後を迎えたときの経済状況によっては、「2000万円でもたりない」ということもあるかもしれません。

今までの「当たり前」は時代とともに変化しています。この10年間を切り取ってみても然り。時代の変化に対応しつつも、働き盛りの若い時期から、着実に年齢とともに貯蓄を増やすことができるように動いていきたいものですね。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
家計調査(貯蓄・負債編)』総務省統計局

LIMO編集部