国家公務員のボーナスとは

国家公務員のボーナスは2種類あります。

生計費が一時的に増大する時期に、生計費を保寿するための生活補給金としての手当となる「期末手当」と、勤務成績に応じて支給される能力給となる「勤勉手当」です。

計算式は複雑なためざっくりいうと、期末手当は働いた期間に(日数)に比例し、勤勉手当は成績に比例して支払われるものとなっています。

この2つの合計が民間企業でいうボーナスとなっています。

令和2年冬の国家公務員ボーナスはいくらか

報道発表資料によると、国家公務員の令和2年12月期の一般職のボーナス(期末・勤勉手当)は下記のようになっています。

  • 支給月数(成績標準者):2.17月相当
  • 平均支給額:約65万3600円
  • 平均年齢:34.6歳

昨年と比べてどのように変わったのか昨年のデータもみてみましょう。

  • 支給月数(成績標準者):2.245月相当
  • 平均支給額:約68万7700円
  • 平均年齢:35歳

昨年と比べて3万4100円(約5%)の減額となっていますが、これは冒頭での人事院勧告により支給月数が0.05月引き下げられたことと、職員の平均年齢の低下等により平均給与額が減少したことなどによるものとなっています。

今年は新型コロナウイルスの影響で民間企業の中には給与減額やボーナスカットなど、厳しい決断をせざるを得なかった企業も少なくありません。

公務員の給与やボーナスは民間との差が出ないよう調査比較をしており、民間の給与賞与が上がれば公務員も上がる、逆に下がれば公務員も下がることになっていますが、やはり公務員は景気に左右されにくいと言えるのではないでしょうか。