毎月の収入や、生活に必要となるお金は人それぞれ、貯蓄額も、しかり。稼ぎや家族構成といった事情は世帯ごとに異なります。
仮に同じだけの給料をもらっている人を比べた場合でも、家賃や住宅ローン支払いの有無、子どもの数などによって、家計の余裕はまったく変わってくるでしょう。
とはいえ、世の中には、「決して高収入ではないが、着実に貯蓄ができている人」と「かなり稼いでいるが、なぜか貯蓄が少ない人」がいますよね。みなさんはどちらでしょう。
40代・50代でも「なかなかお金が貯まらない・・・」という人、いませんか?
40代、50代は、多くの人にとって、住宅ローンや子どもの教育費などの支払いなどに追われる時期。それらと並行して「リタイヤ後を見据えた貯蓄」も増やしていかねばならないフェーズでもあります。
特に50代以降は、そのラストスパートの時期。とはいえ、「実は、いい歳して貯蓄が苦手なんです・・・」と密かに悩んでいる人も、決して少なくないのでは?
今回は、「それなりの歳なのに、なぜかお金が貯まらない」という人に共通する3つのヤバい癖」をご紹介していきます。特に40代以降で「貯金ができない」と悩んでいる人は、ぜひご参考になさってください。
「いい歳」なのにお金が貯まらない人の「ヤバい癖」 その①
「衝動的な“小さい出費”が多い」
1回1回は「100円ちょっと」という金額でも、それが積もればそれなりの金額になります。例えば、月曜日から金曜日まで、毎日自販機で120円の飲み物を買ったとすると、1週間で600円。ひと月で2500円前後、という計算になります。
月々2500円を貯めていけば、1年間で3万円。預貯金以外にも、掛け捨て医療保険などに加入できたり、月に1度、少しだけ豪華な食材をとりいれることができたりします。何となく飲み物を買うより、意味のある出費になるかもしれません。
コンビニのレジ前に置いてあるお菓子やホットスナックに、ついつい手が出てしまう、といったことが習慣となっている人は、ぜひ、意識してその癖を直していきましょう。
とはいえ、そうした小さい買い物が、日頃のささやかな息抜きとなっている人も多いはず。そんな場合は、「週1回、金曜日だけ」など、自分の中で回数を決めてみませんか。そして、浮いたお金の「貯め方」や「有意義な使い道」について考えていきましょう。