できるだけ長期での運用成績を比較する

初心者の投資信託選びで失敗してしまう傾向として、直近のパフォーマンスがいい投資信託(ファンド)を選んでしまうことがあげられます。そういった投資信託(ファンド)は人気があり、販売会社も力を入れているため、購入してしまう人が少なくありません。

しかし、投資信託は長期で運用するものなので、長期でみたときの成績が大切です。
少なくても3年、できれば5年以上安定的なパフォーマンスを出している投資信託(ファンド)を選ぶようにしましょう。

証券会社の人気ランキングを参考にしない

証券会社などが公表している「人気ランキング」や「売れ筋ランキング」を参考にしている人も多いでしょう。しかし、人気ランキング上位の投資信託(ファンド)は、投資家に人気があって売れているのではなく、単に証券会社が販売に力を入れている結果としてランキングに入っている場合もあるので注意が必要です。

つまり、投資信託の人気ランキングは、個人投資家の意向を必ずしも反映したものとはいえないのです。また、短期売買用のブル型ファンドなどは人気があるので、ランキング上位に入っていることもあります。

ブル型ファンドとは、たとえばダブル・ブル型の場合、1日に日経平均株価が1%上昇したら、2%上昇するというように2倍の利益を狙う投資信託(ファンド)となります。こうした投資信託(ファンド)は短期で大きな利益を狙えますが、その分、大きな損失をだす可能性もあるので、投資初心者や長期で投資信託を運用しようとする人は購入するべきではありません。