毎月分配型ファンドに注意
投資信託を選ぶときに、分配金の額や利回りに注目する人も多いでしょう。
分配金は年に1回や2回などの投資信託(ファンド)もありますが、毎月分配金という年12回分配金をだす投資信託(ファンド)を選ぶ人が圧倒的に多くなっています。
しかし、毎月分配金を出しているからといって運用成績がいいわけではありません。実際、投資信託の中には、運用で損失が出ているにもかかわらず、分配金を毎月出している投資信託(ファンド)も存在しています。
効率よく運用するためには運用で得た利益も含めて投資に回す方が好ましいのですが、利益として分配金を受け取ってしまうと約20%の税金を取られてしまいますので、再投資しても結果的に不利になります。
つまり、分配金の回数や額が多いかどうかで投資信託(ファンド)を評価してはいけないのです。分配金を出さない投資信託(ファンド)で運用したほうが、利息に利息がつく複利効果が期待できるので、運用成績の向上が見込めます。