50代から資産運用を始めておく
退職金制度がある会社に勤めている大学・大学院卒の人は、2000万円近くのお金が手に入るので、「退職して時間ができてから資産運用を始めればいいのでは」と考えているかも知れません。
しかし、投資初心者が2000万円という大きな金額を運用するのは困難です。
一括投資をしてしまうと、日々の株式市場の動きに一喜一憂してしまい、安心した老後を過ごせなくなってしまいます。
また、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックのように、大きな暴落に巻き込まれる可能性もあります。大きな暴落が起こっても数年たてば元に戻る可能性は大きいものの、投資初心者が数百万円単位の損失を抱えては、冷静でいることは出来ないでしょう。
日本人の寿命は延びているのは周知の事実ですが、厚生労働省によると、2019年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳となり、「人生100年時代」という声も多く聞くようになりました。
50代からの資産運用で気をつけることは、毎月少額で積立投資を始め、退職金が手に入ったら毎月の積立金額を多くするというような安全な運用をオススメします。
人生100年と考えれば、50代でもまだ人生半ばです。長期投資で少しずつお金を増やしていくという意識を持つようにしましょう。