退職金のない会社もある

しかし、すべての人が退職金をもらえるわけではありません。退職給付制度がある企業の割合は80.5%となっていて、約20%の企業は退職金がないことになります。
企業規模別で退職給付制度のない企業を見てみると、以下の通りです。

従業員数

  • 1000人以上:7.7%
  • 300~999人:8.2%
  • 100~299人:15.1%
  • 30~99人:22.4%

企業規模が小さくなるほど退職給付制度がない企業の割合は増えています。従業員への退職金は法律で義務づけられているわけではありませんから退職金がなくても違法ではないのです。

ですから、自分の会社に退職給付制度があるかどうかを事前に確認しておき、退職金がない場合は、自分で老後資金を用意しておく必要があります。