妊娠すると、女性のからだには、さまざまな変化が訪れます。それは、ホルモンバランスの変化が心に与える影響なども含めたもので、お腹が大きくなっていく「見た目の変化」だけではありません。

「お産は病気ではない」なんて耳にすることもあります。でも、実際には、さまざまなつらい症状や体調不良と付き合いながら過ごさなければならない、とても負担が多い時期なのです。

今回は40代で妊娠・出産を経験した3人ママたちから、マタニティライフの苦労話や思い出話をl聞くことができました。

これまでの妊娠では経験しなかった「体のトラブル」あれこれ。

43歳・Aさんの場合

「43歳で第二子を妊娠しました。すでに小学生になる息子がいますが、二人目はほぼ諦めていた時の妊娠だったので、夫婦ともにとても喜びました。

高齢出産がお腹の子に与えるリスクは多少気にしつつも、自分自身の体調については特に心配していませんでした。大病を患ったこともなく、健康には自信があったからです。また、上の子の妊娠・出産でも特にトラブルもなかったので、特に気に留めていなかったんですよね…。

そんな、私の甘い予想はみごとにハズれました。

久々の妊娠生活は、それまで経験したことがないような「むくみ」や「高血圧」に悩まされ…。さらに、妊娠中期に妊娠糖尿病を発症し、インスリン注射や食事制限…、何かと制限のある毎日を送ることになりました。特に足のむくみはひどく、それまで履いていたスニーカーすら入らなくなり、夫のサンダルを借りるはめに。

これらの症状は、産後、徐々に改善されていきました。しかし、上の子の妊娠時と同じように過ごせるだろういう予想が、ここまで見事にはずれるとは想定外でした。やはり年齢のせいもあるのでしょうかね」

妊娠、出産が女性の体に与える負担が大きいことは言うまでもありません。くわえて、同じママであっても、お産ごとにまったく異なる経過をたどるため、予想がつかないことが本当に多い、という点がうかがえるお話ですね。