会話がなくなって、はや数年…。連絡はほぼLINE。
~Bさんのケース~
「もはや、何がきっかけなのかわからないですね…。
私は普段から家事と育児をすべて引き受けています。夫は、自分は同僚や友人としょっちゅう飲みに行くくせに、私がたまに友人と外出したいというと嫌がります。あと、すべてにおいて義実家が優先。私が義両親に嫌なことを言われても、反論ひとつしてくれない。
私が抗議をしても、自分に都合の悪いことは、全力で論破してきます。だから、夫と会話することに疲れてしまって…。気がついたときには夫婦の会話はゼロ状態になっていました」と話すのはBさん。
夫の話に反応しないことを決めたBさん。夫はおそるおそる機嫌をうかがってきたり、「何が気に入らないんだ」と怒るような時期もあったそうですが、じきにそれもなくなったそうです。お互い必要な連絡はLINEを使ってという感じに。
「意外に普段の生活は気楽なんです。夫と会話がないストレスより、夫に言っても理解してもらえないストレスのほうが断然大きかったということなんでしょうね。
今は母子家庭と、独身のおじさんでシェアハウスしている感じです。年に数回、親戚の集まりに出かける時だけ、『仮面夫婦』という状態ですね。ただ、時々考えちゃいます。お互い、この先、病気とか介護とかいう話がでてきた時、お互いをちゃんと看ることができるかどうか…。おちおち病気になんてなれませんね…」