60代、貯蓄はどのくらい必要なのか?

公益財団法人生命保険文化センターが実施した「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、夫婦2人がゆとりある老後生活を送るためには月36.1万円必要だという結果が出ています。

上記のサラリーマンの夫と専業主婦の妻というモデルケースで計算すると、年金だけでは月々約14万円足りないことになってきます。65歳からおおよその平均寿命である85歳まで約20年間貯蓄からその足りない金額を出していくとなると、14万円×12か月×20年で、貯蓄は約3,360万円必要になってくることが分かります。

もちろん、“ゆとりある生活”に必要な費用が36.1万円であるため、毎月毎月そのような金額を使うわけではないとしても、やはり老後2,000万円必要になってくるというのは数字上でも現実味を帯びてきました。