節約がストレスに!?「無理は禁物」

Kさん夫妻の節約生活は、実に順調で楽しそうに聞こえます。でも、実は、節約生活が始まった頃は、そうでもなかったらしいのです・・・。

「最初は、もっと切り詰めて、思いっきりストイックな生活をするつもりでした」と、Kさんの妻は振り返ります。

「外食は半年に1回!」「晩酌は半月に1回だけ」「ゴルフは辞める!」のように、かなり厳しめの目標を立てていたそう。

さらに、隣駅まで歩いて交通費を節約したり、1円でも安い牛乳や卵を探して複数のスーパーをハシゴしたり・・・。とにかく「お金を浮かせる」ことだけで、頭がいっぱいだった、といいます。

「その頃は、節約ばかり考えすぎて、毎日が息苦しかった・・・。夫婦の関係もギスギスしていた気がします」と、やり過ぎた節約が大きなストレスになっていたとKさん夫妻はしみじみと語ります。

今は、月に1度、お給料日に合わせて夫婦会議をすることに。そこで、ひと月の家計簿の振り返りと、今後の節約計画について話し合っているそうです。そんな二人三脚での努力が功を奏したのでしょう、節約を意識しつつ、日常生活を楽しめるようになったとのこと。

「息抜きや趣味を削りすぎると、心に潤いが足りなくなってしまいますよね」とKさんは語ります。