どんな物件を希望する?
住宅購入において希望する物件を質問すると、コロナ前後で違いがあることがわかりました。コロナ前の希望物件はマンションが最も多く46.2%、戸建てが25.9%でしたが、コロナ後では戸建てが44.1%とマンションと逆転しています。
また希望物件の状態では、コロナ前は中古を希望する声が多かったのですが、コロナ後では新築希望の方が多くなりました。テレワークをする人も増えてきたので、自宅で仕事のスペースを確保するためと思われます。
住宅購入は慎重に
コロナ後では年収300万〜400万円の層が住宅ローンを積極的に活用して、住宅購入をしようとしています。COVID-19がいつ収まるのか先が見えない、今後も付き合っていくことになる。そんな不安もあって、まずは住宅購入をして住まいの心配をなくそうとする動きがあるのかもしれません。
【参考】
- 「コロナ禍前後における住宅購入希望者の傾向分析」㈱MFS
【調査概要】
調査対象:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の物件を希望する30〜50代の男女1,735名
(20代:311名、30代:867名、40代:475名、50代:82名、東京都希望者:1,086名、神奈川県希望者:312名、埼玉県希望者:154名、千葉県希望者:183名)
調査期間:2019年7月1日~2020年10月28日
(コロナ禍前:2019年7月〜2020年2月、コロナ禍後:2020年3月〜2020年10月として分析)
渡辺 ももえ