一般の方のほとんどが、たとえばAという商品を見て騙されていないか悩むと思いますが、これは間違い。商品についてはまあこんな感じかと思いつつ、8〜9割ぐらいはこの人どうかな、とそこを突き刺したほうがいい。

経験上、経営者の方たちは、1対9で商品ではなく人を見ています。

提案資料を見ているフリをして、「お前、この仕事やっていてどう?」「なんで保険屋になったの?」「どうなりたいの?」と質問を投げて反応を見て、見込みのある人間だと認めたら「じゃあ、これでいこう」と契約して終わり、みたいな感じです。

つまり、その時の営業マンの雰囲気や発言を見て、そこで任せるか任せないかを品定めしているんです。鋭いんですよね。

これは消費者サイドから見た、いい営業マンの見分け方をお伝えしていますが、逆に営業マンサイドで考えたら、当然ですが、なんでこの仕事をやっているのかを常に考えて、自分なりの回答を持っておく必要があるということです。

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宋 世羅(そん・せら)
保険営業マン/ビジネス系ユーチューバー
1989年生まれ。大阪府出身。早稲田大学野球部を経て、野村證券入社。証券営業マンとして4年間勤務の後、独立し、現在はフルコミッション(完全歩合制)の保険営業マン。2020年2月よりYouTube「宋世羅の羅針盤ちゃんねる」にて保険、株、投資信託、貯金、営業などのノウハウを、現役のプロとして発信。チャンネル登録者数は12万人超(2020年11月時点)。

ヨイショする営業マンは全員アホ

宋 世羅