心も体もしんどい!

全回答者(1,000名)に、ダブルケアで負担に感じていることを聞くと、「精神的にしんどい」が最も多く46.8%、次いで「体力的にしんどい」が43.2%という結果になりました。

近年、「介護うつ」や「育児ノイローゼ」という言葉がよく聞かれるようになりましたが、「ダブルケア」による精神的負担の増加などから、うつ病を発症することもあります。

また、育児と介護の両方をおこなえば、身体的にはかなりの負担がかかります。「ダブルケアラー」自身が体調を崩してしまうこともあり、大きな問題といえるでしょう。

子どもや親など双方への影響

全回答者(1,000名)が、ダブルケアで負担に感じていることのなかに、「子どもの世話を十分にできない」「親/義理の親の世話を十分にできない」と回答した人が、それぞれ30%前後いることがわかりました。

育児のみ、介護のみをおこなうだけでも大変ですが、同時期に2人の世話をするとなれば、満足にできない部分も増えます。小さな子どもと高齢の親、双方へ影響がでることは避けられないといえるでしょう。