やっておきたいデジタル終活
SNSアカウント
TwitterやInstagramなどを利用している方も多いと思いますが、それらのSNSはアカウントを削除しない限りデータが残り続けます。もちろん、死後のアカウント管理や削除を家族に頼んでおくのでもいいでしょう。
でも、家族に隠れてSNSをやっていた場合は、そうはいきません。秘密の趣味やデータ、交流関係などが詰まっているアカウントは、絶対に家族に見せられない!という人は、「ほんとうに」気が許せる友人や共通の趣味を持つ知人を頼るという手もあるでしょう。
「自分になにかあったときは、SNSアカウントを家族には絶対に知らせず、そっと削除してほしい」
こんな風に伝えておくのも手ですね。ただ、パスワードやIDを伝えてしまうと勝手に閲覧や削除も行える状態となりますので、お願いする相手は「本当に信頼できる人」を吟味しましょう。
また、家族には知られたくない趣味や情報を載せているアカウントが不要になった場合は、さっさと削除してしまう、というのもおススメ。
いつか削除しよう、と放置したまま忘れてしまう、という可能性もありますよね。死後に家族に発見されて、後悔するのは「あの世の自分」です。はからずも見てしまった家族にも、気まずい思いをさせてしまうかもしれません。
写真やデータを隠す
家族には見られたくない恥ずかしい写真や家族が知ってしまったら悲しい思いをしてしまう情報は、生前からきちんと管理しておくことが重要です。推測しにくいパスワードをかけて保存しておいたりゴミ箱の中などにさりげなく隠しておいたり、なにかしらの対策を取っておきましょう。
それらの方法を駆使したとしても、それらのデータを「家族バレ」から100%守れるわけではありません。とはいえ、家族や家族の「気持ち」のためだけではなく、そのデータに関係する第三者のプライバシーも守る、という観点でも、対策は必須といえるでしょう。