年収別で見てみると、年収500万円未満ではふるさと納税の利用経験がある人は2割程度にとどまるのに対し、年収1,000万円以上では6割超がふるさと納税の利用経験があると回答していることから、年収によって利用経験に大きな差があることがわかります。

東西で比較してみると、ふるさと納税の利用経験がある人は、関東エリアでは41.7%、関西エリアでは36.0%でした。東西では大きな差異はないものの、関東エリアのほうがふるさと納税の利用率は若干高いと言えそうです。

支出を抑えるためのサービス②:スマホ決済の利用経験割合が低いのは?

次に、スマホ決済(またはモバイル決済)の利用状況を確認していきましょう。

スマホ決済を利用すると、ポイントが貯まったりキャッシュバックなどの特典を受けられるケースが多いので、節約術として活用している人も多いのではないでしょうか。同調査では、スマホ決済の「利用経験あり」と回答したのは全体の65.8%で、ふるさと納税ほど年収別によって利用経験に大きな差は見られませんでした。

しかし、東西ともに年収600万未満での利用者は、年収600万円以上の層と比べるとやや少なめになっています。特に関東エリアでは、年収500万円未満では59.1%、年収500~600万円未満では55.9%と、その傾向が顕著に表れていました。