収入を増やすためのサービス:「公営ギャンブル・競技」の利用状況は?

次に、同調査で「収入を増やすためのサービス」とされている公営ギャンブル・競技について見ていきましょう。ここでの「公営ギャンブル・競技」には、宝くじ、競馬、パチンコ・スロット、競艇、競輪、オートレースが含まれます。全体のそれぞれの経験者の割合は以下の通りです。

  • 宝くじ:38.5%
  • 競馬:19.0%
  • パチンコ・スロット:17.7%
  • 競艇:7.7%
  • 競輪:7.0%
  • オートレース:5.8%

この中で特徴的なのは、年収500万円未満では宝くじ購入経験者の割合が3割を下回るほど低いことと、「関西エリア×年収1000万円以上」の層の公営ギャンブル・競技の利用経験割合の高さです。

「関西エリア×年収1000万円以上」層での各項目経験者の割合は、次のようになっています。

  • 宝くじ:44.4%
  • 競馬:31.5%
  • パチンコ・スロット:25.9%
  • 競艇:14.8%
  • 競輪:16.7%
  • オートレース:13.0%

このように、上記の全体平均と比べると大幅に割合が高くなっており、他の層に比べて公営ギャンブル・競技が根付いていると言えそうです。

まとめ

本記事では、株式会社アスマークの調査結果をもとに、年収別・エリア別の収支サービスの利用状況を紹介してきました。全体的に見て、年収が高い人ほど「支出を抑えるサービス」「収入を増やすサービス」のどちらにおいても、常にアンテナを高くしている傾向にありそうです。

特にふるさと納税やスマホ決済は、年収に関係なくどのような人でも手軽に始めることができるので、まだ利用したことがない方は、来年に向けて利用を検討してみてもいいかもしれませんね。

【参考資料】
お金の収支サービスに関する利用実態調査」(株式会社アスマーク)
ふるさと納税」(総務省)

タナカ チアキ