節約のためにやめたこととは?

Yさんは今から約15年間、月々最低でも10万円は貯蓄にまわす計画をたてました。貯蓄ゼロから月10万円の捻出はかなりハードルが高い印象ですが、どのようなことに取り組んだのでしょうか。

ながら消費をやめた

なんとなく頭で計算しながら家計を回していたYさん。レシートは面倒だからともらっていなかったそう。しかし、家計簿をつけ始めると思いがけない無駄遣いをしていることに気づきました。

「つい寄ってしまうコンビニやカフェで毎回500~1,000円近く使っていましたが、思ったよりも頻度が高くて。ここを見直すだけで1万円以上浮きました」

また、家計簿をつけて支出の把握をしたことで“先月より結果を出そう!”というやる気がみなぎり、食費やレジャー費も自然と減らすことができたといいます。

プチ外食をやめた

子どもの習い事の帰りや週末など、ついつい寄ってしまう外食もやめました。ファーストフードやラーメン屋など安い店だから……と思って油断していましたが、それでは子どもたちのお腹は膨れず、結局食費がかさむことに。

「ファーストフードやラーメン屋でも、1回3,000円前後しますからね。作るのが億劫になることもありますが、それならスーパーのお惣菜を買った方が安くつきます。外食はここぞというときだけと決めました」

上階に住むことをやめた

賃貸に暮らすYさんですが、家賃の安い1階があいたときにオーナーに直談判。同じ間取りでありながら、家賃を節約することに成功しました。もちろん上階なら防犯面など1階とは違うメリットもありますが、住まいを変えたくないけれど固定費を下げたいYさんにとっては一番効果のあるものだったそう。

「オーナーのご厚意で、敷金・礼金なしで下階への引越しができました。これは大きかったです」

しかし上記の節約だけでは、目標の10万円に到達せず。家計の見直しをきっかけに、妻も安定して長く働ける仕事を探すことに決めたそう。世帯年収を底上げすることで、老後資金を少しでも増やしたいと考えているようです。