退職の前に考えておきたいポイント

あなたがキャリアを手放すことを考えたときのために、転職した人たちのアドバイスをまとめました。

辞めても「未練」はない?

仕事や給料だけでなく、会社のネームバリュー、福利厚生、人間関係まで含めて、手放すことに「未練」があるなら残るほうがいい。仕事の環境もガラリと変わる。今手にしているものは結構大切なものだったりする。

(家族も含めて)生活の変化に耐えられるか

家族持ちの人は、退職・転職によって家族の生活まで変えることもあり得る。一時的にでも収入が下がる場合、配偶者から反対される人も多いもの。転職はあきらめつつ、今のうちに60代以降も仕事に役に立つスキルを身につけたりして、次のステップを狙っていくのもアリだと思う。

転職先の状況を他人事と捉えていないか

ベンチャー企業の「伸びしろ」に期待していたが、振り返ってみると視点が他人事だったと反省…。会社が勝手に伸びるわけではないし、実際その場に置かれて、なかなかのプレッシャーのもとで仕事をしている。

まとめ

退職のきっかけは人それぞれですが、安易な転職には後悔の末路が待つ確率が高まります。焦るし、悩むし、誰も助けてはくれないから、結局自分を高めるしかない。最初の給料が低くても、業績を上げて自分で自分の給料を増やしてやる!くらいの気概がないと転職には向かないのかもしれません。

ご紹介したポイントを自分自身にあてはめながら、慎重に検討することも大切です。将来のライフプランをしっかり考えて、自分にとって成功といえるキャリアを築いていきましょう。

参考

1万人が回答!「退職のきっかけ」実態調査 エン・ジャパン(株)

【調査概要】

  • 調査方法:インターネットによるアンケート
  • 調査期間:2019年7月29日 ~ 8月27日
  • 調査対象:『エン転職』を利用するユーザー
  • 有効回答数:1万74名

池田 蒼