結婚後は夫の稼ぎで生活できる、とは限らない

金融機関で働くAさんは、「夫が稼ぎ続けられるとは限らない。病気になるかもしれないし、失業するかもしれない。それに、もし離婚することになったら…。夫と離婚したいけど経済力がないから踏み切れず、毎日、夫が帰ってくるのが憂鬱で仕方ないと悩んでいる友達もいます」と話してくれました。

Cさんは夫の経済DVを受けたことが理由で離婚し、今は別れて暮しています。「夫婦の預金口座を夫名義で一つにしたのが間違いで、夫の意向で退職したことも後悔しています。生活費もろくにもらえなくなって。私の貯金を返すか、働くことを許すか、どちらかにしてと伝えても一笑されるだけで地獄のような2年間でした」 

家庭だけ…は意外に苦しい

不動産会社で働く50代のDさんは、家庭以外でも、自分が輝ける場所を持ったほうがいいといいます。「自分の趣味や仕事は大事にしたほうがいいですね。『趣味は子ども』という人ほど、子どもの手が離れた後に何もすることがなくなって燃え尽き症候群みたいになってしまう。旦那さんや家族に尽くすことが好きな人も同じで、自分が家庭以外で活躍できる場所をつくっておかないと、家庭で問題が起きたときに気持ちを切り替えることが難しくなってしまいます」

「子どもの教育に熱心な友達は、第一志望の中学校に入れなかったことで子どもとの関係がギクシャク。旦那さんともうまくいかなくなって、ストレス解消する場もなくウツ状態に…。家庭以外の趣味や習い事もよし、仕事に打ち込むもよし、とにかくどこか別のところで気分転換できる環境があったほうがいいですね」と話してくれました。

自分のキャリアは自分で決断する!

「誘われて転職しても、転職後すぐに誘ってくれた人が退職したなんて話はあちこちで耳にする。相手が上司でも友達でも家族でも、人のせいにせずに、最後は自分で決めないと何かあった時に後悔することになると思う」という意見もあります。