何にせよ、この場はおとなしく付き合ったほうが面倒がない、と判断した主人公。「はい、見張っておきます。」と、しばらくの間、係長のタバコ休憩につきあいます。
係長と一緒に仕事場に戻ると、後輩の新人女子が何やら書類を手に近づいてきました。「遅かったですね。どこ行ってたんですか?」と聞く新人女子に、「いやぁ、ちょっとな。」と、言葉を濁す係長。すると新人女子は、そのごまかしを気にする様子もなく「係長がいない間に急ぎの仕事が来ていたので、私が終わらせておきました。」とにっこり。手に持っていた書類を係長に手渡し、颯爽と自分の席に戻っていきました。
「え?」と言いながら、慌てて手渡された書類をチェックし始める係長。だんだんと複雑な表情になり、「そんな…。ちゃんとできてる。俺なら3日はかかるのに…。」とぼそり。それを見ながら主人公は、「効率の悪い上司が休憩している間に、部下が仕事を素早く完璧に仕上げる。…たしかに効率がいいかもしれない。」と、先ほどの係長の理論に妙に納得してしまうのでした。
このあとどうなったのかはさておき、周囲に迷惑をかけてまで自分の休憩時間を優先させる上司や同僚に悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。
【マンガ記事】妄想シャイン
入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。
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寺須こってぃ