とある会社に勤務する中堅社員の主人公。ある日の業務時間中、係長から「君、ちょっと一緒に外に来なさい。」と声を掛けられました。仕事の話かと思いきや、外に出た係長は、おもむろにポケットからタバコを取り出して火をつけ、主人公に一言。「今から一服するから、誰か来たら知らせてくれ。」

「え、俺、タバコ休憩のカモフラージュ⁈ しかも見張り役まで?」

さすがにそれは…と思った主人公。「そこまでして吸わなくても。」と抗議してみますが、「何言ってるんだ。一服することで、後で集中して仕事ができるんだ。むしろ効率がいいだろう?」と係長は涼しい顔。仕事を中断させられている主人公が「俺の効率は無視かよ…。」と心の中でつっこむと同時に、頭の中で、いつものごとく妄想スイッチが入ります…。

タバコ休憩を終え、自席に戻った係長。目を血走らせながら、「ウォォォォ~!一服したら力がわいてきた」と言い、ものすごい勢いでキーボードをたたきだしました。いつもの2倍…、いや3倍は早く仕事をしている!たしかに『一服』の効果は絶大らしい…。

「それ吸っちゃいけないやつだろ…。」と、思わず、自分の妄想に突っ込んでしまう主人公。(妄想終了)