結婚してから、配偶者とはいえ他人と新しい家庭を築いていくのは大変なことです。結婚前に取り決めた約束が反故にされてしまったり、思い描いた通りに行かないことも少なくありません。家事の分担、子育てへの関わり方、親戚付き合い…などなど、いろんな場面でお互いに妥協が必要になることもあるでしょう。
そんな中でも今回は、夫や妻が貯金に協力的でない3組の夫婦のケースについて話を聞いてみました。配偶者の協力を得るためのさまざまな工夫が聞けましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴルフにお金を使いすぎる夫
「夫が趣味のゴルフにお金を使いすぎることが悩みだった」と言うのは、都内の金融機関で働くAさんです。夫のゴルフ出費が大きく、貯金ができずに悩んでいたのだと話します。
「週末はほとんどゴルフに出かけて、しかもウチの車を出すのでプレー料金以外にガソリン代や高速代もバカにならない。冬用のゴルフウェアが必要だとか、新しいアイアンを買いたいだとか、小物を新調したいだとか、なんだかんだで月10万円に達する月もある。共働きだからなんとか生活はできるものの貯金が心配になって夫と話し合った」とのこと。
「それで、今まで一緒の財布にしていたものを分けることにした。2人共同の貯金に充てる金額を含め決まった生活費を出せば残りは自由。子どもは作らない方針だったからそれができたというのもあるけれど、自分だけの貯金が欲しければ趣味をセーブすればいいし、個人の貯金なんていらないと思ったら趣味に使えばいいと提案したら夫も了承。でもそれ以降、ゴルフに行く回数は半減。自分のお金だと思うとセーブする気になったらしい」と話してくれました。