ちょっと身勝手な話に感じるかもしれませんが、財布が一つの場合、家計から出ると思うから貯金に真剣になれないのかもしれません。自分で管理してもらったほうが自分事としてとらえやすいこともあるのでしょう。
あればあるだけ使う夫
続いては都内で看護師として働くBさんです。「夫がお金に無頓着で、あればあるだけ使ってしまう人だった。将来のことが不安になり、何度夫に話をしても『共働きだし何とかなる』とか『そんなに心配することはない』と楽観的。こちらが一生懸命節約しても夫がパーっと使ってしまうから嫌気がさしていた」とのこと。そこでBさんは家計管理を夫に任せたのだと言います。
「今までは私ばかりが『マイホームの頭金を貯めたいのに、全然足りない!』とか『今月、予算オーバーしてる…』などと気にしていた。だから、それをすべて夫に任せてみた。私のやり方は一切伝えず、とにかく家計をお任せするねと伝えた」のだそう。
「夫から『こないだ見てたマンションの支払いシミュレーションの紙見せて』とか『今月のレシート見せて』と言われたら協力するけど一切口は出さない。2人の間で35歳までにマイホームが欲しいねというやりとりは何度かあったから、夫はそれを意識して貯金プランを考えたらしい。毎月貯金すべき金額の計算、月の平均生活費とかも自分で調べてくれた」のだそう。
「夫は任されると仕事を頑張るタイプなんだと思う。今までは私がやりすぎてしまっていた。最近は夫のほうが『今月は外食を控えよう』と言い出したり、『今月はちょっと余裕がある』と言ってきたりするのでかなり意識は高まったみたい」と嬉しそうに教えてくれました。