「専業主婦」と「共働き主婦」の年金差は、いくらくらい?

老後を見据えた女性の働き方

老後資金を準備するために

専業主婦やパート主婦であれば、老後のために働いて厚生年金に加入しておきたいところです。扶養を外れると社会保険料や税金の負担で手取り額は減りますが、現在のことだけでなく、老後を見据えて働き方を考えることが大切です。

しかし、子育てで仕事からしばらく離れていた女性にとって、正社員の仕事を見つけることは簡単ではありません。働けないのであれば、家庭の支出を抑えて老後資金を貯める必要があります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用して自分で年金を増やすことも検討してみてはいかがでしょうか。iDeCoは掛金を積み立てて運用し、老後に受け取る私的年金制度です。専業主婦も月額2万3,000円を上限に掛金が積み立てられます。

働いていなければ所得控除のメリットはありませんが、運用益は非課税となり、受け取り時にも各種控除が適用され節税効果があります。ただ銀行預金をしているだけに比べて、老後資金を効率良く増やすことができるでしょう。もちろん「投資」なので、減るリスクもありますが、一考の価値はあるのではないでしょうか。

老後のために働く選択も必要

夫の収入のみで生活費が事足りることから、専業主婦やパート主婦を選択している人も多いかもしれません。しかし、現在は十分なお金があるとしても、夫が退職した後の生活が苦しくなってしまう恐れがあります。

主婦の働き方は、現在のことだけでなく老後のことも見通して検討することが必要です。働けない事情があるのであれば、積極的に老後資金を準備しましょう。

参考

「老齢年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)」日本年金機構
「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」厚生労働省
「令和元年簡易生命表の概況」厚生労働省
「家計調査年報(家計収支編)2019年」総務省
「iDeCoをはじめよう」iDeCo公式サイト

石黒 杏樹(ファイナンシャルプランナー)

参考記事

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フリーのWebライターとして活動している主婦です。元保育園栄養士。FP2級資格を独学で取得しました。お金に関する知識や生活に役立つ情報を分かりやすく発信していきます。
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