国民年金や厚生年金は老後を生きていくために必要なお金です。ただ2019年の金融庁の「老後2,000万円問題」(※)を考えると、公的年金だけでは足りないという声も出てくるでしょう。今回は㈱ハルメク生きかた上手研究所が行った「年金とお金の使い方に関する意識調査」をもとにして、公的年金を受けている割合や年金だけで生活ができるのかなど、老後生活についてのアンケート調査を見ていきます。

公的年金の受給開始年齢は?

㈱ハルメク生きかた上手研究所の調査によると、公的年金を受けている世帯は全体の80.8%となりました。そして自分自身が公的年金を受給している623人が国民年金を受給し始めた年齢は、平均で63.1歳との結果が出てきます。通常国民年金の受給開始年齢は65歳なので、繰り上げている人も少なくないことがわかります。厚生年金の受給開始年齢は61.8歳となっています。

公的年金の受給開始年齢について(出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ)