買取店スタッフの見落とし?買取店の落ち度とは

今回のケースでは、売却する車そのものに事故による修復歴が実際にありました。しかし、車の所有者である筆者の親戚は事故など起こしたことがありません。

実はこの車は中古で購入したもので、販売店は車を購入した親戚に事故歴や修復歴のことを伝えていなかったようです。

ことを遡れば、この車を販売した販売店に問題がありますが、その販売店はすでに閉店していて事実関係がわかりません。

しかし、中古車査定をした買取店のスタッフは「中古自動車査定士」という資格を保有しています。この資格は民間資格ですが、一般財団法人日本自動車査定協会が実施する試験に合格し、さらに3年に一度の研修をすることで資格が維持できるという、実務に特化した資格です。中古車に携わる人間であれば必ず持っていなければならない資格ですし、いわゆる「プロの目」で車の価値を見極められます。

インターネットで「○○(買取店) 修復歴 減額」と検索すると様々な体験談が出てきますから、修復歴の見落としはそれほど珍しいことではないのかもしれません。

その主な理由として、中古車買取業界は一括査定などで顧客の取り合いをしているという点が挙げられます。営業マンが実績欲しさに修復歴分の減額をしないで契約を取り、契約後に査定額の減額を要求する…といった、悪徳業者も中にはいるようです。

修復歴があるのを知っているのに隠すのはNG!

今回は修復歴を知らずに査定に出し、それを買取店が見落としたことで起こったトラブルですが、車を売る側が修復歴があることを知っていながら、隠して査定に出すのは「瑕疵」にあたります(瑕疵担保責任)。しかし、そもそもプロの査定士であれば修復歴は見抜けますから、隠したところでバレてしまいます。