我が家の食費を把握し、平均と比べ、今後どうするか考えよう

「予定外のものを買い、それを買ったことを忘れていて、気づいたら賞味期限が過ぎていた」「使わないままずっと食品棚に何年も眠ったままの食品がある」それらの食材ひとつの出費は小さいかもしれませんが、いわゆる「チリツモ」は家計を圧迫します。アラフィフ夫婦のご家庭には子供の学費が最もかかるタイミングでもあり、「定年」という人生の転換点も控えた世代です。今だけでなくそれから先を見据えた家計管理が後々の自分たちの生活を助けてくれるでしょう。Aさんは上記の方法で年間12万円の食費を節約、月4万円の先取り貯金、年2回の20万円の貯金で、100万円の貯金を達成しました。

とはいえ、節約一辺倒では疲れてしまいます。もうひとつ、Aさんが心がけているのは「食事のメリハリ」だそうです。家族の誕生日の時には、食べたいものを食べますが、外食ではなく自宅で食べるそうです。例えば焼肉を1万円の予算で食べる場合、外食では値段を気にして食べなくてはなりませんが、自宅で食べるなら上質の肉をお腹いっぱい食べられます。

メリハリをつけて、ストレスを軽減した家計管理ができるといいですね。

【参考】総務省「家計調査報告(二人以上の世帯)-2020年(令和2年)9月分及び7~9月期平均-

堀田 馨