日常生活におけるマスクの着用、お店に入る前のアルコール消毒や体温計測などの新しい生活様式も、当たり前の風景になってきました。コロナ前は名ばかりだった働き方改革も一気に進み、外出自粛期間が終わっても在宅勤務を継続している会社もあります。
このように、新型コロナウイルスは生活を取り巻く環境を一変させましたが、それと同時に私たち自身の考え方にも影響を与えたのではないでしょうか。
そんな中、メットライフ生命保険が10月2日に「全国47都道府県大調査 2020」を発表しました(20歳~79歳までの男女14,100人が対象)。この調査には、「新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)拡大による価値観や意識の変化」という項目があります。どのような結果になったのかを見てみましょう。
新型コロナで約半数の人は老後不安が増えた
同調査の「新型コロナによる影響で、老後不安に変化があったか」との質問には、全体の48.7%の人が「不安が増えた」と回答。また、「新型コロナの影響で老後に新たに不安を感じること」の結果は以下の通りになっています(複数回答)。
第1位「お金」33.6%
第2位「健康」32.3%
第3位「余暇の過ごし方」13.8%
第4位「自身の介護」12.3%
第5位「認知症」11.2%