家事代行利用したことがある人はわずか7.3%
近年、増えてきた「家事代行」サービス。現在は独身の方や高齢者を中心に利用され、今後ますます需要が増える業界として注目が集まっています。一方のワーママたちですが、今回おこなった調査によりますと、「家事代行サービスを利用したことがある」と答えたのはわずか7.3%という結果に。忙しいことで有名なワーママさんたちにもかかわらず、利用しない理由はどこにあるのでしょうか。
・一番はお金。自分でやればタダだけどプロに頼んだら高いイメージがある。
・家に入られるのに抵抗がある。
やはりこの二つの理由は多くの方に共通する心理状態なのかもしれません。防犯上家の中に入れたくない、もしくは荒れ果て過ぎていて人に見せられる状態ではない。ただ、自分でやる時間や体力が足りていない状態であるにもかかわらず「自分が頑張ればお金はかからないんだから」という呪縛にかかっている方がまだ多い可能性もあります。
筆者が以前耳にして驚いたのが「家事代行サービスの話題をテレビでやっていたので『便利そう』とつぶやいたところ『こんな怠けるためにお金払う必要ある?』とご主人にいわれてしまった」というワーキングママのお話です。
普段から家事や育児、仕事まで全く手を抜かない彼女。ご主人に手伝ってもらうことなくこなしてきたのはひとえに彼女が「無理をしてきたから」。それでこそ成り立っていたにもかかわらず、ご主人は当たり前と思い外注を「怠け」と思っているようでした。家事を外部に頼むことで彼女が精神的にも肉体的にも自由になるのであれば、賛成するのが本来のパートナーではないか?と思ったものでした。
こういったすぐそばにいる人の「贅沢だ」といった感覚が働くママたちを潜在的に追い詰めている可能性もあります。妻が仕事を持っているのであれば、その分家事に参加すべき人間は誰なのか。そういったことに早く気づき、「そもそも自分の家でもあるのだから夫である自分も本来なら家事をやるべきだ」といった考え方になっていかなければ、社会進出だけが進んでしまうことでママたちはいつかパンクしてしまうかもしれません。