所詮ママ友、されどママ友。

「自分自身の友人」とは言い切れない、でも子ども同士の関係を考えると、ママ友とはできれば良好な関係を保っておきたい、と思うママたちは多いのではないかと思います。子どもどうしが仲良しでも、ママ同士の波長が合うかどうかはまた別の問題。そしてその逆もしかり。うまくいかないものです。

さて、ママ友同士に限ったことではありませんが、価値観の違いがきっかけで、グループ内にビミョーな空気が流れることってありませんか?

これがママ友グループ内の話となれば、「我が子が学校でいじめられても困るし・・・」なんて理由で、はっきり意見を言えない人も多いでしょう。

それじゃ疲れますよね。そこで、ママ友との価値観のちがいに「アレ?」と思ったみんなのエピソードをいくつかご紹介していきたいと思います。

「ママ友疲れ」の人には共感していただけるかもしれません。そして、今は楽しいママ友ライフをエンジョイしている「つもり」のあなた、もしかして「あなたのその行動」が他の誰かをモヤモヤさせているかもしれませんよ・・・。

セレブなランチに疲れた!

Aさんは気さくな人柄で、頼まれごとやお誘いを断るのが苦手です。子どもの幼稚園入園をきっかけに、誘われるがままLINE交換。そのうち、3つのLINEグループに所属することになってしまいました。

当然、どのグループでも「せっかくだからランチでも」「よかったらお茶しよう♪」といった話になります。最初のうちは、「子どものため」と、都合をつけて参加していたAさんでしたが、もともと積極的に人と関わるということが苦手な性格。参加はしたものの、帰宅後にどっと疲れる…ということが何度も続くようになりました。

「特にきつかったのは、高いお店でランチしたがるグループの時ですね。コース料理で1500円とか2000円とか、候補に挙がるのはそんなお店ばかり。

みなさん『このお店、久しぶり。〇〇がおいしいのよね。』などと話していて、いかにもリピーターさん、という感じ。外食といえばファミレスぐらいしか行かない私は、とても居心地悪くて・・・。

気持ちを切り替えて、『せっかく奮発したんだし、ゆっくり味わおう』と思っても、メンバーの会話がまったく途切れないんですよね。話を聞かずにひたすら食べだけ、というのも失礼かな?と、興味がない話題にもいちいち笑って相槌をうっていました。結局、お料理が冷めてしまって、ああ~って感じ…」とAさん。

「このまま参加を続けようか、適当に理由をつけて回数を減らすか…と悩んでいたのですが、コロナで外出自粛モードになって以来、ぱったりとお誘いがなくなりました。幸いに・・・というと語弊がありますが、正直、ホッとしています」

ママ友付き合いでは定番の「今度ランチに行きましょう」「お茶でもしましょう」というお誘い。家事育児中心の生活を送るママさんたちにとって、ママ友との気軽なランチやお茶会は、とてもよい気分転換だったりします。

しかしそれは、無理なく程よい頻度で行われていればの話。金銭感覚が違う人や、相手ばかりが話して自分は聞くばかり…というような感じだと、逆にストレスになってしまうことも。