冬のエアコン代を抑える節約術

①頻繁にエアコン暖房の設定温度を変えない

環境省によると、暖房時の設定温度を1度下げると約10%の消費電力を削減できるそうです。また、国内最大級の電気・ガス代見直しサービス「エネチェンジ」によると、エアコンは室温を設定温度まで上げたり下げたりする間が最も電気代がかかり、設定温度になってからはそれほど電気代はかからないとされています。

ですので、「少し寒いから」「部屋が温まってきたから」といって、頻繁に設定温度を変更してしまうと電気代の上昇につながるため、一度エアコン暖房をつけたら必要以上には設定温度はいじらないほうが良いでしょう。

環境省のウェブサイトでは、他にも機能性素材の衣服やひざ掛けを利用したり、体を温める食事の工夫など、室温20℃で快適に過ごすためのさまざまなライフスタイルが紹介されているので、興味がある方は確認してみてください。

②エアコン暖房の入・切は「30分」が目安

近所のコンビニにちょっと買い物に行くときや、庭掃除、外に洗濯物を干すときなど、日常生活で少しの間だけ部屋に人がいなくなるときに、エアコン暖房を消そうか迷う方もいるのではないでしょうか。

2018年2月にダイキン工業株式会社が公表した実験結果によると、「京都市内・築15年・マンション」の条件で検証したところ、30分の外出ならばエアコン暖房は「つけっぱなし」にしておいた方がお得であることがわかりました。

こまめにエアコン暖房を入り切りすることは節約につながるようで、場合によっては逆効果になってしまうこともあるようです。

電気代は住宅環境によって大きく変わるため、上記結果がすべての場合に当てはまるとは限りませんが、30分程度というのはエアコン暖房の入・切の一つの目安になりそうです。