その主たる理由は、「どれだけ頑張っても評価されない、成長を実感できない」ことではないでしょうか。
働いていれば周囲から評価される機会も多いし、自分の頑張りは「給料」という形で反映されます。しかし、専業主婦にはそれがありません。それが「自分は世間には必要ない存在なのではないか」という気持ちにつながり、負い目になっているのではないでしょうか。
まとめ
筆者が幼いころは、既婚女性といえば「専業主婦」であることの方がまだまだ多かった気がします。しかし、最近では、「女性の社会進出」が当たり前となり、「女性が輝く社会づくり」のかけ声の下、働く女性を応援しようという機運が高まっています。
しかし「女性が働きやすい」社会がどんどん構築されつつあるからこそ、「働かないこと」に罪悪感を覚える専業主婦も増えているような気がします。
このままさらに「女性が輝く社会づくり」が進むと、ますます専業主婦に罪悪感を覚える人が増えるのでは…と危惧するのはいささか大げさでしょうか。
大中 千景