1000万円貯蓄した妻たちが貯めるためにしたこととは

厚生労働省「国民生活基礎調査」(各種世帯の所得等の状況)によると、平成30年の「児童のいる世帯」の平均所得は475万9千円。またその世帯における貯蓄は500~700万円が10.6%と最も多いのですが、1,000~1,500万円貯めている世帯も8.7%存在します。しかも夫に内緒で貯めている妻たちは、一体どのようなことに取り組んでいるのでしょうか。

【先取り貯金】

余った分を貯蓄に回そうとするのではなく、あらかじめ貯蓄分を給与天引きにするなど、生活費と一緒にせず別に貯蓄していく方法です。金融機関の自動積立や、勤務先に財形貯蓄制度や社内預金があるならそれを利用するのも手。どうしても使ってしまうのが心配なら、60歳まで引き出しできない「iDeCo」や解約しづらい個人年金などを利用しても。
「個人年金は解約すると損するので、是が非でも貯められます」(Bさん)

【おこづかい制度の見直し】

節約をする際、おこづかいを減らすという人も少なくないですよね。しかし、我慢をすることであとから反動がきてしまうことも。おこづかいを家計と同一にすることで、使途不明金が増えてしまうケースもあります。とくに、夫にはある程度自由なお金をもたせてしまうというのも一つの手です。

「夫はルーズなので、おこづかいを減らして必要なときに渡すシステムだと、どんどん追加することになってしまう。あえてはじめから自由なお金を多く持たせて、関与しない。そのかわり、途中の補填もなしです」(Aさん)

【ポイ活の活用】

各種ポイントを集める「ポイ活」も節約に役立ちます。商品を買うたびにポイントが発生したり、簡単なアンケートでポイントを稼いだりすることも。キャッシュと同価値で使用できるため、効率よく集めることが大切。

「カードやネットショップも集まるポイントを厳選して貯めています。いろいろ取り入れると分散してしまってもったいない。ポイントはお金だと思って日用品の購入に充てています」(Bさん)