夫婦間の隠し事のトップはお金

前述の「夫婦の家計管理事情に関する調査」によれば、夫婦間の隠し事のトップは「お金関係」であるそうです。一方で、熟年夫婦が後悔していること・若年夫婦がやらずに後悔したくないことの第一位がともに「資産形成・資産運用」と、夫婦の不安はいつの時代もお金であることが分かります。

また半数以上が貯蓄のサバ読みをしているにも関わらず、8割以上の熟年夫婦が「結婚時までのタイミング」で資産運用をはじめるべきだと回答しているのも注目したいポイントです。

パートナーがどのくらい貯金をしているか把握していないという方は、この機会にきちんと話し合ってみるといいかもしれませんね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参照】
松井証券株式会社「夫婦の家計管理事情に関する調査
厚生労働省「国民生活基礎調査」(各種世帯の所得等の状況)

古谷 梨子