子供に頼ることを恥ずかしいと思わない関係性を
最近では、ネットトラブルに巻き込まれないようなサポートサービスなども増えています。とはいえ、文字ではうまく説明できなかったり、予約がなかなかとれないで不安な夜を過ごすことも考えられます。
今回の調査では「娘・息子がいるにもかかわらず、困ったときに質問できる人がいない」と答えた方が約4割存在しました。娘・息子世代からすると「大きなトラブルに巻き込まれるくらいなら自分に相談してほしかった」と思うかもしれません。しかし、働き盛りや子育てに忙しい娘や息子の手を煩わせるのは、こちらが想像する以上に気を遣わせる行為なのかもしれません。
シニアがスマートフォンという新しい文化に触れることは、場合によってはキッズたちが初めて持つ以上に見守りが必要な場合も考えられます。今後ますます増えていくであろうスマートフォン文化。「困ったら相談してね」という空気を出しておくことで、トラブルを回避できることもあるのではないでしょうか。
【参照】
総務省「統計が語る平成のあゆみ」
株式会社NTTドコモ「シニアのスマートフォン事情」
佐渡 六花