3つ目の「貯金用口座」がこれからパートナーとなる銀行口座です。こちらは気軽に入出金ができてしまうと貯金のペースが落ちる可能性があるので、自分で調整するなどしてあまり便利にしすぎないことが大事です。
なお、筆者は貯金用口座のキャッシュカードは絶対持ち歩きませんし、スマホアプリも入れていません。残高が知りたいときは自宅PCで確認します。銀行口座を整理するときにはこうした機能面もチェックしてみてください。
負債と毎月貯金できそうな金額を確認
次に、自分の負債と毎月貯金できそうな金額を確認してみましょう。奨学金やローンなどの負債がある人は、まずは現時点の残高と利率を調べて、すべて書き出します。複数ある場合は、利率が低いほうに残高を移して返済をまとめる「おまとめローン」の活用も検討するとよいでしょう。月々の負担が減らせます。
残高と利率の一覧ができたら、返済計画を立てます。筆者も奨学金と運転免許取得のローンがありましたが、繰り上げ返済の計画を立ててその通りに返していき、完済しました。このときのポイントは、給料が入ったらすぐに返済してしまうことです。貯金も同じで、後述する「先取り貯金」が大事です。
負債の整理が終わったら、次は毎月いくら貯められるかを考えます。負債の返済計画を見ながら、毎月いくら貯金に回せそうかを考えてみてください。もっとも、近々何かの目的でいくら必要という目標があれば、それに向けてプランニングする必要があります。
貯金額は返済計画とのバランスが重要ですが、奨学金のように利率が低い、もしくは無利子の負債については長く付き合っていくことも視野に入れていいでしょう。