Aさんの部署では、どんなに若くても男性は電話を取らないという文化もあるのだとか。「いろいろと古い体質で人事の動きも鈍い」というAさん。こんな対策をしなくていい環境になるといいのですが、「そんな日はまだ遠そう。あと10年くらいかかるんじゃないかな」と苦笑いで話していました。
付きまとわれて人事に報告するも動いてもらえず
中堅電機部品メーカーで働いていた20代のBさんは、「職場内の男性に半ばストーカーのような付きまといを受けていて、精神的に疲弊し、仕事にも影響してきて迷惑していたから証拠を集めて人事に連絡した」のだそう。
しかし、結果的に人事部は明確な対応をしてくれず、Bさんは退職することに。「あんなハラスメント行為に屈して新卒で入った会社を辞めなければならなかったことが悔しいし、会社が守ってくれなかったことも腹立たしい」と話します。
Bさんが働き始めて数年経った頃、中途入社の社員として設計部門に2つ年上の男性が配属されました。人が少ない部署で営業と営業事務の掛け持ちのような形で仕事をしていたBさんは、自分の担当案件について設計部門に相談したり、他の営業が取ってきた案件についても設計部門との折衝をしていました。
そんな中で、仕事に関係ないメッセージが社内のチャットツールで送られてくるようになったと言います。「最初は日常会話的なやりとりだったからあまり気にしていなかった。でも、次第にエスカレートしてきて、チャットが1日に50件ほど届く日も。返信しないと『忙しいのかな?』『無視する気?』『でも同じ社内だから逃げられないですねw』みたいなことが送られてきて鳥肌が立った」と振り返るBさん。