3DSやファミコンの累積販売台数に迫る

今年9月に生産中止が発表された3DSのハード累計販売数量は7,587万台なので、スイッチが将来的に携帯型ゲーム機の3DSを超える可能性は高いといえそうです。また、ファミリーコンピュータ(ファミコン)の累計販売台数は6,191台と、スイッチのファミコン超えは目前に迫っています。

任天堂のIR資料によると、2021年第1四半期(Q1:4~6月)のスイッチ販売台数は、巣ごもり消費による上乗せ効果もあって568万台(スイッチ305万台、スイッチライト262万台)。

前期(2020年3月期)Q1の販売台数は213万台と、通常の四半期で約200万台以上の販売実績があることから、今期Q2には確実にスイッチの累計販売台数はファミコンを超えると予想されます。

時代背景や海外の販売比率が異なるため単純比較はできませんが、1983年から20年かけて生産されたファミコンの累計販売台数を発売後約3年で超える見込みのスイッチの勢いには目を見張るものがあります。

それでもPS4やWii累積販売台数の約半分

一方、今年11月に発売が予定されるソニーのプレイステーション5の前身であるPS4の累積販売台数は1億1210万台超、任天堂のWiiは1億163万台です(いずれもハード台数、2020年6月末時点)。これらに比べると、スイッチの累積販売台数は約2分の1に留まります。

しかし、再び人気に火が付いた状態の中、任天堂も3DSの生産中止を決定しスイッチへのシフトが明確になりました。今後PS4やWiiの販売台数にどれだけ迫ることができるか、期待を込めて見守りたいところです。