さいごに

熟年離婚の場合は、夫婦そろっていても年金だけでは将来が心もとないという状況の中、「おひとりさま」の生活に乗り出すことになります。もし本当に離婚に向けて動き出すということであれば、入念に準備をすることをおすすめします。

なお最近では、「離婚はしないが必要以上に配偶者に干渉しない」「自分のライフスタイルを自由に楽しむ」という「卒婚」というスタイルも注目されています。

実際のところ、どれだけのご夫婦がそのように過ごしているのかはわかりませんが、「完全におひとりさまになるのはちょっと…」「ちょっとだけ相手と距離を置いた生活ができれば…」と考えるのであれば、熟年離婚ではなく、卒婚を選択するというのもひとつの手なのかもしれません。

【参考】
『人口動態調査』2019年 厚生労働省
『家計調査』2019年 総務省
『厚生年金保険・国民年金事業年報』2018年度 厚生労働省

LIMO編集部