厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」(2019年6月)から、医師の「きまって支給する現金給与額(2019年6月分)」を見てみましょう。

(「きまって支給する現金給与額」とは、労働契約、労働協約あるいは事業所の就業規則などによってあらかじめ定められている支給条件、算定方法によって6月分(1カ月分)として支給された現金給与額をいいます。手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の額です。現金給与額には、基本給、職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当などが含まれるほか、超過労働給与額も含まれます。1カ月を超え、3カ月以内の期間で算定される給与についても、6月に支給されたものは含まれ、遅払いなどで支払いが遅れても、6月分となっているものは含まれます。給与改訂に伴う5月分以前の追給額は含まれません。)

医師の男女別の平均給与

医師(男性):95万5,300円
医師(女性):79万円

ちなみに、国税庁が発表した「令和元年分 民間給与実態統計調査結果」(2019年)によると、1年を通じて勤務した給与所得者(全業種)の1人あたりの平均給与は以下の通りでした。

男性:539万7,000円(12カ月で割ると平均約45万円)
女性:295万5,000円(12カ月で割ると平均約25万円)

全体の平均と比較して、医師の給与がいかに高いかが分かると思います。

医師の年齢別の給与は?

次に、医師の年齢別の平均給与を見てみましょう。

男性医師の年齢別平均給与

20~24歳:39万5,400円
25~29歳:60万7,000円
30~34歳:74万2,800円
35~39歳:92万2,300円
40~44歳:101万8,800円
45~49歳:119万1,400円
50~54歳:132万3,700円
55~59歳:133万8,300円
60~64歳:144万2,800円
65~69歳:125万8,100円
70歳~:124万6,900円