今までハンカチやリボンなど、Cちゃんの持ち物を何度となく「貸して」と言ってきたHちゃん。しかし、貸してあげると「これ私の!」と周りのお友達に言って回ったり、クレヨンでいたずら書きされそうになったりしたこともあるそう。

「このハンカチはおばあちゃんにもらった大切なハンカチだから、嫌だったの」とCちゃん。

ママは自分自身も「貸してと言われたら、有無を言わさず貸すべき」という教え方をしていたのではないか…と猛省。「貸さなければいけないけれど、貸したくない」と葛藤していたCちゃんの気持ちを思うと胸が痛くなりました。

「どうして貸したくないのか、きちんと理由を話すこと。お友達にお話しするのが難しいときは、先生に理由を話す」のなら、ちゃんとした理由がある限り、貸してあげる必要はない…と話をしたそうです。

許すか許さないかは自分が決める

続いては小学5年生Sちゃんの話。Sちゃんは特定の女子数人にイジメのターゲットにされていました。無視から始まり、ワザとSちゃんの方を見てヒソヒソ話をしたり笑ったり、教科書やノートをゴミ箱に捨てられたり…。ついに「学校に行きたくない」と両親に告げたSちゃん。両親が学校に連絡を入れることで、イジメの事実が明るみに出たのです。

イジメていたクラスメイトは、担任の先生と学年主任、そして自分の両親にこっぴどく叱られます。そしてイジメていた子供たちの両親のたっての願いで、謝罪の場を設けることに。

卑劣なイジメを繰り返していた犯人を目の前に、うつむいたままのSちゃん。