食事の時に感じた嫌悪感

お互い、友人と参加していたため、2人が初めてデートをしたのは、それから2週間後のこと。「事前に、おしゃれなお店を予約してくれていました。それだけでも、なんだか大切に思われているような気がして嬉しかったです。」

しかし、いざ食事が始まってみると、田中さんは言葉にできない違和感を覚えました。「大皿でサラダが来ると、私が取り分けるのが当たり前なように、2人分の取り皿を無言で渡されました。」

好き嫌いが分からないから、大皿の料理はお互いに自分で取り分けよう。田中さんがそう提案すると、それまで上機嫌だった彼の態度が一変。「そういうことは女性が率先してやるもんでしょ」と言われました。

その態度を見た田中さんは家事を押し付けられる自分の将来が見えたような気がして、付き合い続けていいものか…と悩んだそう。しかし、それ以外に彼に対して不満は抱かなかったため、結局、交際を続けることに。「年齢的にも早く結婚したいという想いが強かったので、多少のことは我慢しないといけないなと自分に言い聞かせました。」