お墓の引越しを考える長男夫婦…改葬の平均費用はどのくらい?

宗教不問の民間霊園はメリットも多い

筆者の知人Bは、また別のケースでお墓トラブル遭遇したといいます。先日、Bの旦那さんのお母さんが急逝。お父さんは当然のように、自分の両親も入っている先祖代々の墓に納骨しようと思っていました。しかし、お母さんは仏教ではない宗教を信仰していたのです。

そのため、「この家の人間なのだからこの家のお墓に入るべきだ」「お母さんの信仰を尊重すべき」とお墓について家族や親族で大モメに。

結局、先祖代々のお墓ではなく近所にある宗教不問の民間霊園に納骨することになりました。その民間霊園はB家族が住んでいる地域と近いため、頻繁にお墓参りできているそうです。

また、民間霊園は広さや墓石の形の自由度も高く、設備が整備されているところが多いため、改葬に限らず新規に墓地を取得するケースでも人気の墓地形態だといいます。

おわりに

費用はかかるものの、自宅や親族宅から交通の便がよい場所にお墓を移転することができる改葬。大野屋の調査でも移転後に約6割の人が「お墓参りの回数が増えた」と回答しており、お墓の引越しによるメリットは少なからずあると言えそうです。

家族間や親族間でありがちな”お墓トラブルあるある”も、これからの時代は改葬によって解決できることがあるかもしれませんね。

【参考資料】お墓の引っ越し「改葬」アンケート調査(株式会社メモリアルアートの大野屋)

富士 みやこ

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執筆者

都内在住のフリーランスコラムニスト。ライトな話題から社会問題まで、アラサー女子目線で書いています。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか「リビングくらしナビ」(サンケイリビング新聞社)に執筆中。