人生100年時代と言われ、長生きが前提となっている今、老後を心配する声も多く聞こえてきます。お金や健康など老後には課題が山積みかもしれません。

今回はメットライフ生命保険㈱が行った『「老後を変える」全国47都道府県大調査2020』をもとに、老後の考え方や備えの変化について見ていきましょう。

老後の不安を抱える人は約83%。40代が最も高い結果に

メットライフ生命保険㈱では、2018年から定点調査として老後についての調査を行っています。今回は3回目にあたり、全国47都道府県の20歳~79歳までの男女1万4,100人を対象に、「老後」に関する調査を実施しました。

その結果、老後に不安を感じている人は83.5%にのぼり、前回(2019年)よりも2%高くなりました。最も高くなった年代は40 代で89.7%。一方で最も低かったのが60代〜70代で76.9%となりました。ただしこの年代は前年から比べると4.8%増えているため、他の年代の人よりも老後の不安が強くなっている傾向があるようです。

都道府県でみると、老後への不安度が最も高かったのは福島県で92.6%、次いで石川県の88.7%、北海道の88.5%と続きました。

都道府県別に見た老後への不安について(出典:メットライフ生命保険㈱の調査より)