老後に必要だと自分が考える金額にはほど遠い…
「老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額」は全体では前年と比べて74万円高い3,007万円となりました。20代と60代〜70代では、前年比で200万円以上高く想定されていました。
現在の保有金融資産と必要だと思う老後資金を比較すると、金融資産が不足していると感じていることがわかります。
老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額(2020年対2019年比)
全体:3,007万円(+74万円)
20代:2,673万円(+258万円)
30代:2,883万円(-200万円)
40代:3,015万円(+6万円)
50代:3,028万円(-41万円)
60代〜70代:3,184万円(+234万円)
「現在の保有金融資産」と「老後の備えに必要な金額と自らが想定する金額」の差額(2020年)
全体:-2,849万円
20代:-2,288万円
30代:-2,316万円
40代:-2,160万円
50代:-1,854万円
60代〜70代:-1,268万円
※金融資産のみで不動産や土地は除く
※異常値は外して集計
まとめ
8割以上の人が老後の不安を抱える中、COVID-19の影響もあって不安は増えています。金融資産は年々増えてはいるものの、老後に必要だと自分で考える金額には届かないことが多いことも不安材料の1つかもしれません。
お金とは生涯を通して付き合っていくことになりますから、できるだけ若いうちから老後に向けての心構えがあるとよさそうです。
【参考】
『「老後を変える」全国47都道府県大調査2020』 メットライフ生命保険㈱
調査対象: 全国47都道府県に在住 (調査実査時点) の20歳~79歳の男女を、各都道府県で性・年代別に各30人ずつ(60歳~79歳は合算)合計1万4,100人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年8月8日(土)〜8月17日(月)
※スコアは集計時に各都道府県の性年代の人口動態の構成比に合わせて、ウェイトバック集計を行う
※集計データの構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合がある
※提示しているスコアについては、四捨五入の関係上、足し引きした場合に数値が増減する場合がある
渡辺 ももえ