比較的早めにできるメールチェックや返信は「朝の15分」、情報収集は「昼食後の20分や休憩時間」、事務作業は「夜寝る前の15分」など、仕事内容によって細かく分けて1日の中で分散するようにしています。この部分には仕事時間に入れていないものもあります。
これを踏まえたうえで、年齢別にリアルな状況をみてみましょう。
心身ともに一番大変な未就園児時代
どんな仕事でもそうでしょうが、0~2歳は在宅ワークと育児の両立が最も難しい時期です。そもそも夜間授乳や夜泣きで常に睡眠不足ですし、赤ちゃんの全てのお世話や遊びを行い、1日中子どもから目も離せず体力的に消耗しやすいので、朝早くや夜遅くに仕事の時間を取るのは困難です。
つまり「赤ちゃんの昼寝中=自由時間(つまり仕事時間)」ですが、「赤ちゃんが寝ている間に自分も寝ないと体がもたない」「赤ちゃんの昼寝中じゃなきゃ家事ができない」「コーヒー1杯でいいからゆっくり飲んでみたい」というのが現実。そのため、基本的にはこの時期でも保育園に預けて仕事をする人が多いでしょう。
筆者は個人的な意向で2歳まで在宅育児を行いながら、仕事も同時並行。しかしそれは「仕事の時間=自分の時間」として満足できていた部分が大きかったように思います。0~2歳で在宅育児しながら在宅ワークを行うなら、「好きな仕事」でないと続かないかもしれません。
赤ちゃんが1日2時間昼寝をすれば、週6日で12時間の仕事時間がとれます。日曜日を予備日にし、事務作業や残った仕事を行いました。初めは週2~3回で2時間ずつというように少しずつ在宅ワークを始め、保育園に入ってから増やしていくのもいいでしょう。ただし時間が限られる分、未就園児時代は収入も限られます。