保障内容見直しを考えたときの4つのポイント

保険の約款はぱっと見ただけでは保障内容が分かりにくく、説明文を読んでも内容が難しいという面があります。保険を見直す際にはどのような点に注意したらよいのでしょうか。

まず、家族の万が一に備える生命保障については、保険の契約以外にも選択肢があり、死亡退職金や遺族年金などの各種制度もあります。保険1本だけでなく様々な制度をもとに考えてみましょう。

[1]勤務先の制度

契約者が社会保険に加入している会社員なら、もしもの際には勤続年数や給与に応じて「死亡退職金」や「弔慰金」が支給されます。また、病気やケガによる休職となった際には傷病手当金や労災保険といった保障制度が利用できる可能性もあります。

[2]遺族年金

遺族年金(※3)は、受給要件を満たした国民年金や厚生年金保険の被保険者(過去に被保険者であった方を含む)の死亡により、生計を維持されていた家族が受けることができる年金です。国民年金の遺族基礎年金についてはいくつかの条件がありますが、子、または子のいる配偶者が受取り対象者となります。

[3]住宅ローンの団信(団体信用生命保険)

住宅ローン利用時に多くの方が「団体信用生命保険(※4)」に加入していると思います。ローン金利に上乗せする形で保険料を支払い、返済期間中に契約者が「死亡・高度障害状態」になった場合は住宅ローンの残債は返済不要となります。